2012/11/06

イギリスのダーク・ドローン、ベルギーのデス・ハーシュ、日本のデス・ノイズ

STEVEN SEVERIN "Vampyr" (CD) 1380円

▼ 70年代にイギリス・ロンドンで結成されたニュー・ウェイヴ/パンク・バンド Siouxsie and The Bansheesのベーシストで、現在は電子音響や映画音楽などの制作で知られる STEVEN SEVERINによるソロ。映画に音楽をかさねて公開するプロジェクト "Music For Silentes"シリーズの3作目で、デンマークの映画監督 Carl Theodor Dreyer の『吸血鬼』(1930-1931)をモチーフに製作された、美しさと怪しさが解けあう、全15トラック・57分のダーク・アンビエント・ドローン。


NDE "Kampfbereit" (CD) 1380円

▼ ベルギーのデス・ハーシュ・インダストリアル。罪深き人間ドモが終わり無き地獄の業火に焼かれ、閉塞と荒廃の渦にまかれる、そこに救いなど一切ない、全13トラック・42分の絶望と廃絶のソリチュード・ダークネス・サウンド。


HERCEL "Tekito" (CDR) 800円

▼ オーストラリア出身で、現在は福岡在住のミュージシャン/オーガナイザー/キュレイターであるShayne Bowdenと、Ayako Moriによるノイズ・デュオ。電気仕掛けの砂嵐が舞い、枯れたノイズが遠くでこだまする、淀んだデス・ノイズ・サウンド。全4トラック・43分。